みなさんこんにちは。「クリエイティブの樹」管理人のDeLTaです。
今回はCreative Callingのクリエイティブ講釈第二弾。
今回の話は、特にクリエイターになりたいとか、クリエイティブなことで生計を立てたい、という願望が強い人に対しての話になるかもしれません。
☆創造性な活動を限定しない
面白いことに、この世界のクリエイターと呼ばれる方というのは、メインの仕事で行っていること以外の表現活動を行っている、と言われています。
映画製作以外の時間で漫画を描いくことを楽しんでいる映画監督もいれば、独立した会社の社長でありながら、女優としての活動も行っている、という人も。
この事実が示していることは、つまり「クリエイターは一つの媒体だけで勝負しなくてはいけない」という考えは迷信である、ということです。
むしろ、特定の分野にこだわるのではなく、幅広く表現活動を行うということが、内なる創造性を解放するきっかけになる、ということさえ言えるのではないでしょうか。
私はジムに通っているのですが、これはある意味「筋トレに似ているな」と感じました。
マッチョになるために、あるいは健康になるためには、一つの部位、あるいは一つの種目だけを鍛えるのは非効率ですよね。
胸を鍛え、肩を鍛え、そして(ちゃんと!)脚を鍛えることができて、引き締まったバランスの良い体を作ることができますよね。
創造性もこれに似た側面があるのかもしれません。
要するに、「絵を描く」「文章を作る」「動画を編集する」といったことは一つひとつで独立して活動として定義するのではなく、すべて「創造性を高めるための”創造性の筋トレ”」と考え、好奇心を持って、好き嫌いすることなくいろいろ試してみる。
そういう姿勢がクリエイターになるうえで必要な姿勢─いや、現にもうクリエイターに既になっている人でさえ、(かりにそれが実際に収入になることにならなくとも)クリエイティブな活動を見えないところで行っているということなのです。
実際にそういう取り組みをしている人というのは、そうでない人より間違いなく高い創造性を発揮
しています。
音楽の世界ひとつとっても、ロックやポップ、ジャズに演歌など様々なジャンルがありますが
それを実際には分けず、むしろ融合させることで新たな音楽性を発現させ、ヒットしているアーティストがいます。
創造性は、掛け算的な側面があるということが言えます。
今あなたが自分のことを「フォトグラファー」と思っていても、別にそうでないこと(たとえばXでのつぶやき)で有名になったところで、あなたがフォトグラファーでないということではありません。大切なのはあなたがあなた自身のことをフォトグラファーだと思っていることです。
そしてあなたをクリエイターたらしめている要素は、フォトグラファー以外の活動による部分の方が大きいことだってあり得ますし、別にそれでいいんです。
一つの分野で勝負しようと考えることは、無意味なのだということです。
そして、主軸の活動以外の経験が、あなたの創造性の肥やしになります。
さあ、創造性の筋トレを初めていきましょう!
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