みなさんこんにちは、「クリエイティブの樹」管理人のDeLTaです。
このブログでは、創造力をテーマに、さまざまなトピックを取り上げていく予定です。
その一環として、書籍で書かれていることなどを通じて創造性の本質について一緒に考えてみる
企画を考えました。それがこのブログにもあると通り「クリエイティブ講釈」という企画です。
一回目は、創造力や、クリエイティビティに関する多くの人が抱える誤解、迷信について掘り下げていきます。
- 創造力は生涯にわたって枯れることなく内側から湧き続ける
創造力を、年齢とともに衰えていくものではなく
「いくつになってもわき続ける湧水のようなもの」ととらえることです。
これは、子供のころを「創造力豊か」とか「感受性が高い」と評する今日の社会ではある意味逆説的なとらえ方です。
ですが、確かに体力も年齢とともに衰える人がいる一方で、生涯現役でバリバリ健康に動く人がいたりするように、100歳になっても若い人よりずっと頭の回転のはやい老婦人がいるように、ある意味”超人的”な力を有している人はどの世界にもいて、大抵そういう人は考え方が根本から違うものです。
この、創造力は衰えない、という考え方はいくつになってもクリエイティブな人間であるために必要なのかもしれません。
2.クリエイター≠芸術家、目立ちたがり屋、インフルエンサー
世間においては、クリエイターという存在(概念ともいうべきでしょうか)の考え方は往々にして、以下のように説明、あるいは定義されているのではないでしょうか。
それは、会社をやめたり、ベレー帽をかぶったり、海外移住をすること。ほかの人とは違う恰好をしてみたり、芸術家の知り合いと沢山つながったりすること。本心から望んでいないにも関わらず、奇をてらった言動をしてみたりして世間の注目を集めたりする人々。。
もしこのような考えを持っているとしたなら、それを一度取り壊すことをおすすめします。
奇抜な恰好をしたり、たくさんのいいねをもらうことがクリエイターではないのです。
自分の生来的な創作欲求を無視して、人と違うことや、承認欲求にとらわれた行動を行うことはむしろあなた自身の創造性を殺す行為につながるのです。
自分自身の心の声と対話することなしに、クリエイティブな感性というのは育たないのです。
・創造力は嗜好品ではない
自身の創造性を最大限に発揮し、各業界で輝かしく活躍している人々には共通の思念があります。
それは、「創造性は嗜好品(Luxury)ではない」ということです。
「Creative Calling」の著者であるチェイス・ジャービス氏やTEDxトークで創造性についてのスピーチをしたジョヴァンニ・コラッツァ氏が同様の趣旨のことを話しています。
この考え方は非常に重要です。
創造力というのは、限られた立場の人が使う贅沢な能力ではない。むしろ、人間が健康のために運動したりするのと同じで、生活に必要な力。
この創造力を抑え込もうとしたり、間違った使い方をしてしまうと、不健康になってしまう。とさえ言えます。
創造性は筋肉と同じ。
健康のために、使う(そして使い続ける)必要があるし、そして使い続けることによって鍛えることができるものなのです。
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